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福建省最大の川 魚の異常大量死

2011年09月06日
【新唐人2011年9月7日付ニュース】中国福建省の最大の川、閩江(びんこう)で魚の大量死が発生。当局は酸素不足が原因だというものの、住民は上流の工場による汚染を疑っています。加えて、数百万の都市住民の飲み水の安全も案じられています。
 
中国福建省の最大の川、閩江で8月27日から大量の魚が死亡。養殖業者は、必死に酸素を送ったものの、魚の大量死を止めることができません。死んだ魚が川に捨てられたため、閩江は悪臭で充満しています。
 
地元の魚の養殖業者 顔さん:「魚が大量に死んで、多くが破産しました。今年はなぜか魚が大量死し、悪臭もひどいです」
 
あと二日待てば市場に売りに出せたはずの魚が、全滅しました。養殖魚だけでなく、川に住む魚も同様に死亡しているそうです。住民らは、上流の工場からの廃水が汚染を招いたと疑っています。
 
地元の魚の養殖業者 顔さん:「政府は調査員をよこしましたが、検査から2~3日経っても結果はまだです。おかしいです。酸素不足だとも言われますが、ありえません。こんな大量死はありえません。おそらく上流からの廃水など工場が原因でしょう」
 
去年とおととしも、養殖魚が同様に原因不明で死にましたが、その際、当局は検査を実施。しかし、その結果はまだ公表されていません。9月5日、我々は電話取材で福建省当局に詳細を尋ねたものの、たらいまわしにされ、一向にまともな回答を得られませんでした。
 
大量の魚が死亡した閩江は、沿岸各都市の飲み水の水源になっています。今回影響を受けたのは養殖業者だけなのか、沿岸部の数百万の住民の安全にかかわるのか、注目されています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/09/06/atext584435.html.-福建闽江草鱼大量暴毙-原因成谜.html (中国語)
 

 

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